仕事、育児、家事、介護・・・
やらなきゃいけないことはたくさんあるけど、
「もうすべてを投げ出して、どこか遠くへ逃げ出したい!」
そんな風に限界を迎えていませんか?
今回は、「現実逃避したい」「心が疲れて何もできない」という時に、
あなたの心にそっと寄り添ってくれるおすすめの本を3冊ご紹介します。
- 多忙な日々に疲れてしまった方
- 現実逃避したい方
- 疲れた心に寄り添ってほしい方
天国はまだ遠く(瀬尾まいこ)
あらすじ
仕事も人間関係もうまくいかず、毎日辛くて息が詰りそう。
23歳の千鶴は、会社を辞めて死ぬつもりだった。
辿り着いた山奥の民宿で、睡眠薬を飲むのだが、死に切れなかった。
自殺を諦めた彼女は、民宿の田村さんの大雑把な優しさに癒されていく。
大らかな村人や大自然に囲まれた充足した日々。
だが、千鶴は気づいてしまう、自分の居場所がここにないことに。
心にしみる清爽な旅立ちの物語。
おすすめポイント
思いつめて絶望していた千鶴だけど、自殺に失敗した後の吹っ切れ具合は
清々しいくらいです。
民宿に泊まった21日間、現実から離れて、心穏やかに過ごした時間は、
千鶴にとって無駄ではなく、大事な時間だったと感じます。
人間、追い詰められたときこそ、現実から離れる時間が必要。
逃げたい気持ちを全肯定してくれるお話です。
瀬尾まいこさんのおすすめ作品はこちら
神様(川上弘美)
あらすじ
隣に住む律儀なクマとピクニックに行く。
恋愛に悩む河童に招待される。
きれいな壺の中からかわいらしい女性が出てくる。
梨畑で不思議な白い毛の生き物に出会う。
「私」が関わるのは、普通の人間ではないけれど、
人間のように一生懸命考えたり悩んだりしている。
ふわふわしてて、ちょっと泣ける話が9編入った短編集。
おすすめポイント
普通に現実を生きているように見える「私」だけれど、
ファンタジーの世界がすぐ隣にある。
そんな現実離れした不思議なお話の世界に入り込むと、
いまの悩みや焦りなんて一瞬忘れてしまいます。
読み心地もずっとやさしく、あたたかい。
ちょっと異世界に逃げたいときにおすすめの一冊です。
お悩み相談 そんなこともアラーナ(ヨシタケシンスケ)
あらすじ
すべてのお悩みに言えることですが、「うまくいくはずだ」という前提をまず疑いましょう(本書より)。
元気のない歴50年の著者が「元気のない人の考え方」で数々のお悩みに答えます。
美しい逃げ方、楽しいあきらめ方を、かわいいイラストと優しい語り口で提案。
「まあ、そんなこともアラーナ!」という受け入れ方をめざしましょう!
おすすめポイント
色んな年代の人からの色んなお悩みに、
絵本作家・ヨシタケシンスケさんが答えるというお悩み相談本。
ヨシタケさんのネガティブに振り切った回答が清々しく、
肩の力が抜ける良本。
他のヨシタケさんの著作よりもイラスト少なめ、文字数多めなので、
読み応えあり。
・「元気出して」「まだまだやれるよ!」という励ましはいらない!
・とにかくネガティブの底に落ちた気持ちに寄り添ってほしい。
そんな人におすすめの本です。
ヨシタケさんのおすすめ作品はこちら
まとめ
現実から逃げたい気持ちに寄り添ってくれる本を3冊、ご紹介しました。
がんばりすぎてしまう人には、特におすすめしたいです。
「がんばりすぎて倒れてしまう前に、逃げましょう!」
と言われても、逃げる勇気が出ない…
そんなときは、まずは本を読んでシミュレーションしてみるのも一つの手。
実際に逃げている人、違う世界に住んでいる人、全力で逃げようとしている人。
いろんなパターンを読むと、現実逃避も肯定できるようになるかもしれません。
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