もちこの読書案内

年間200冊読む人のブログ

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【一万円選書・その後】ブックカルテの選書が最高だった!

以前、全国各地の書店さんたちが、一万円分の本を選書してくれる

「ブックカルテ」というサービスをご紹介しました。

私が申し込んで、本が届いたのは1年前のこと。

その後、全6冊を読了しました。

今回は、届いた本を読んだ感想を、読了順に書いていきます。

たいせつなこと(マーガレット・ワイズ・ブラウン)

あらすじ

生きていく上でほんとうに「たいせつなこと」とはなにかを、

やさしく詩的な文章と美しい絵で語りかけてくれる絵本。

感想

スプーン、ひなぎく、あめ、くさ…いろんなものがある世界。

それぞれのものが持つ特徴はたくさんあります。

たとえばスプーンは、たべるときにつかう、てでにぎれる、くちのなかにおさまる、

くぼんでいる、いろいろなものをすくいとる…

でも、一番大切なことは、「たべるときにつかうもの」だということ。

 

こんな感じで次々といろいろなもののたいせつなことが綴られていきます。

そして最後に示されるのは…

最後のページを見た時に、思わず目が潤んでしまいました。

大きなあったかいものに包まれた気持ちになった絵本でした。

小さな「できた」が私を変える(まつむらゆうこ)

内容紹介

主婦で心理カウンセラーの著者が、完璧主義から抜け出し、

日々の生活の中で「できた」ことに焦点をあてることで自信を持ち、

自分の人生を喜びと共に生きることができるようになった。

その方法を教えてくれる本。

感想

選書してくださった「ブックランドフレンズ」さんから、

「いつも家族のために頑張っている世の中のお母さんすべてに届けたい想いです。」

という言葉と共に送られてきた本でした。

正に私に、ズバッと刺さりました!

 

やらなければならないタスクに追われて、消化するだけで一日が終わる。

そんな毎日が不毛だと感じるときに読み返したい。

読むだけで自分を褒めてあげたくなる本です。

普通の書店さんやAmazonでは流通されておらず、

ブックランドフレンズさんなど限られた書店でのみ販売しているようです。

「ブックカルテ」を利用したからこそ出会えたという点でも、縁を感じる本でした。

「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本(小田桐あさぎ)

内容紹介

「ちゃんとしなきゃ」という謎の脅迫観念から抜け出すために、

緊張している方を揉みほぐしてくれる本。

自分をすり減らさなくても、欲しいものが手に入る生き方を伝授する。

感想

『小さな「できた」が私を変える』と似たような文脈の本ですが、

こちらの方が力強い言葉が多く、パワフルな印象。

知らないうちに自分に圧をかけている「ちゃんとしなきゃ」を追っ払ってくれる本です。

13歳からのアート思考(末永幸歩)

内容紹介

「こんな授業が受けたかった! 」「この美術、おもしろすぎる…!!」
700人超の中高生たちを熱狂させ、大人たちも心から感動する「美術」の授業!!
20世紀アートを代表する6作品で「アーティストのように考える方法」がわかる!

中高生向けの「美術」の授業をベースに、
- 「自分だけのものの見方」で世界を見つめ、
- 「自分なりの答え」を生み出し、
- それによって「新たな問い」を生み出す
という、いわゆる「アート思考」のプロセスをわかりやすく解説した一冊。

感想

面白くて一気読みでした!

「アート」=高い審美眼や感受性を持つ特別な人たちが楽しむもの、

という固定概念を取っ払ってくれる本。

中学・高校時代に習う美術史(ルネサンス期とか印象派とか)の背景や

アートの鑑賞方法を、例題付きで説明してくれるので、

すんなり頭に入ってきます。

大人でも楽しめる「美術」の教科書、おすすめです!

おいべっさんと不思議な母子(喜多川泰)

あらすじ

古びた神社の隣にある公園「おいべっさん」に、幽霊が出た。

そんな噂がかけめぐる小学校で、6年3組に不思議な男の子が転校してきた。

口調は武士のようで、着ているのは色あせたTシャツに袴のようなチノパン。

クラスで浮いてしまう彼だが、彼の母親も武士の時代からタイムスリップしてきたような価値観の女性。

果たして二人はどこから来たのか?

不思議な母子の言動は、6年3組のクラスメートや親たちにも波紋を広げ…。

感想

子どもにとって、必要なことってなんだろう?

子どもの幸せのために、大人がしてあげられることって、なんだろう?

その答えのひとつが、この本の中にありました。

これからの子育ての指針になると感じた言葉が多々。

読み終わった後は、清々しい気持ちになりました。

小説としても教育論本としても読める一石二鳥の本です。

バンビ(フェーリクス・ザルテン 作、酒寄進一 訳)

あらすじ

森に生まれたバンビは、さまざまな動物たちとふれあいながら、

喜びや悲しみ、恐怖や孤独の体験を通して、

やがておとなのノロジカへと成長していきます。

”生きる”ということを真摯に読者に語りかけ、1923年の刊行以来、

今なお古びることのない動物文学の名作。

感想

ディズニーアニメの「バンビ」とは全く異なるテイスト。

バンビが生まれてから大人になり、そして年老いていく、一生の物語。

まず、動物の生態を、こんなにリアルに描ける凄さに圧倒されました。

五感をフル活用にイメージして読み、

生きる力をまざまざと見せつけられる本。

児童書と侮るなかれ。大人にこそおすすめしたい一冊です。

まとめ

すべての本を読み終えた全体的な感想は、

最高!!

の一言に尽きます。

 

今回届けていただいたのは、

絵本、実用書、小説、児童書など幅広いジャンルの6冊でした。

申請したカルテで、「今まで自分が読んだことのない本を読みたい」という要望を

伝えていたのですが、その希望をこんなに的確に叶えてくださって、

感動しました!

正に、普段、自分ではきっと選ばないであろう本たちとの出会いを作ってくださった

ブックランドフレンズさんには、感謝の気持ちでいっぱいです。

私が書いたカルテを読み込んだうえで、

一冊ずつに選んだ理由をお手紙で書いてくださったので、

受け取る側としても一冊ずつに思い入れや愛着が湧いてきます。

1万円以上の価値を感じることができました!

本当におすすめ!!