古内一絵さんのシリーズ作品11作品を一挙紹介!
シリーズ別の内容紹介・おすすめポイント・読む順番を書いていきます。
一番最後に、全作品の一覧チェックリストもありますので、
ぜひご活用ください!
古内一絵さんについて
1966年生まれ。
映画会社での勤務を経て、
2010年『銀色のマーメイド』で第5回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、作家デビュー。
中国語の翻訳家としても活躍している。
人の心情を細やかに描き出す作風が魅力。
【シリーズ別】著作一覧
(作品のかっこは、最初の単行本または文庫本の出版年です)
「緑川厩舎」シリーズ
- 競馬ファンの方
- 人生を変えたい方
- 爽快感を感じたい方
内容紹介
芦原瑞穂(18歳)は地方競馬界にデビューした、数少ない女性騎手。
廃業寸前だった弱小厩舎で、
心に傷を抱え人生をあきらめきった調教師、厩務員たちとともに、
おすすめポイント
競馬ファンの方はもちろんのこと、競馬をよく知らない人でも、
人間模様や馬との絆が描かれている部分は心が震えるはず。
著者の乗馬愛と、徹底した取材に基づいて紡がれた、人と馬の物語。
人生の応援歌としても、爽快です。
刊行順
1.風の向こうへ駆け抜けろ(2014)
2.蒼のファンファーレ(2017)
3.灼熱のメイダン(2025)
「マカン・マラン」シリーズ
- 「おいしい本」を読みたい方
- 背中を押してほしい方
- 自分を労りたい方
内容紹介
商店街を入った路地裏に、夜中ひっそりと営業しているカフェ「マカン・マラン」。
そこには様々な悩みをもつ人が導かれるように集まってくる。
店主でドラァグクイーンのシャールが振る舞う手料理と、
心にしみる言葉に背中を押され、新しい一歩を踏み出すシリーズ。
おすすめポイント
元超エリートのイケメン、シャールさんが「マカン・マラン」でもてなす
料理や会話が本当に素敵!
一見さんでも常連さんでも、暖かく優しい食事で癒やしてくれる。
シャールさんの言葉に、読者もまた救われます。
読む順番
1.マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ(2015)
2.女王様の夜食カフェ マカン・マランふたたび(2016)
3.きまぐれな夜食カフェ マカン・マランみたび(2017)
4.さよならの夜食カフェ マカン・マランおしまい(2018)
「キネマトグラフィカ」シリーズ
- 映画会社の舞台裏を知りたい方
- 映画が好きな方
- 仕事をがんばりたい方
内容紹介
老舗映画会社に新卒入社し“平成元年組”と呼ばれた6人の男女。
2018年春、ある地方映画館で再会した彼らは、懐かしい映画を鑑賞しながら、
26年前の“フィルムリレー”に思いを馳せる。
四半世紀の間に映画業界は大きく変化し、彼らの人生も決して順風満帆ではなかった。
あの頃目指していた自分に、今なれているだろうか──。
おすすめポイント
著者自身が映画会社の勤務経験があるので、仕事の様子に臨場感があります。
それに加えて、一人ひとりの心情を細やかに描き出す筆致。
思わず自分に引き寄せて、登場人物たちのことを考えてしまいます。
50代の彼らが、がむしゃらに働いた若かりし頃をどんなふうに振り返るのか、注目です。
刊行順
1.キネマトグラフィカ(2018)
2.二十一時の渋谷で キネマトグラフィカ(2021)
「最高のアフタヌーンティーの作り方」シリーズ
- 飲食業に興味がある方
- お仕事小説が読みたい方
- 結婚観について考えたい方
内容紹介
老舗・桜山ホテルで、憧れのアフタヌーンティーチームへ異動した涼音。
でも初めて提出した企画書は、シェフ・パティシエの達也に却下される。
悩む涼音は、お客様、先輩、そして達也の隠れた努力を垣間見ることで、
自分なりの「最高のアフタヌーンティー」企画を練り直す。
涼音の成長の軌跡を描くシリーズ。
おすすめポイント
1作目は、涼音が仕事にかける情熱が描かれているお仕事小説。
2作目は、仕事を辞めて結婚を決意したものの、夫婦別姓に疑問を感じる涼音の葛藤を描きます。
華やかなアフタヌーンティーやウエディングケーキの裏で奮闘する
涼音の姿を通して、女性としての生き方を考えさせられます。
読む順番
2.最高のウエディングケーキの作り方(2024)
全作品一覧チェックリスト
全作品制覇を目指している方は、こちらもどうぞ。(ダウンロードしてご利用ください)
まとめ
古内一絵さんはとにかく心理描写が秀逸!
辛い環境や悩みの渦中にいる人に対して、
登場人物たちが投げかける言葉が、癒やしや勇気を与えてくれます。
ちょっと元気をもらいたいときにぴったりなシリーズ作品ばかりなので、
ぜひ手にとってみてください♪