成田名璃子さんのシリーズ作品9作品を一挙紹介!
シリーズ別の内容紹介・おすすめポイント・読む順番を書いていきます。
一番最後に、全作品の一覧チェックリストもありますので、
ぜひご活用ください!
成田名璃子さんについて
1975年生まれ。
2012年『月だけが、私のしていることを見おろしていた。』で作家デビュー。
現在はコピーライターとしても活動している。
何気ない日常にある悲喜こもごもを描く、温かい作風。
【シリーズ別】著作一覧
(作品のかっこは、最初の単行本または文庫本の出版年です)
「ミス・アンジェリカ」シリーズ
- 占いが好きな方
- 成長物語を読みたい方
- 人間関係が面倒だと感じる方
内容紹介
昼間はOLにして鍵穴からの観察者、ミス・ブースカ。
夜は街角の婚活占い師として人気の、ミス・アンジェリカ。
女達の悩みのエネルギーを換金するために始めたインチキ占いだったが、
いまやこの街角には、様々な悩みを抱える人々が集ってくる。
おすすめポイント
他人と関わることをできるだけ避けてきた主人公が、
少しずつ外界への扉を開けていく成長物語です。
『月だけが私のしていることを見おろしていた』のスピンオフ的な作品なので、
作品リンクを楽しめるのも魅力です。
刊行順
1.悩み相談、ときどき、謎解き? 〜占い師 ミス・アンジェリカのいる街角〜(2013)
2.悩み相談、ときどき、謎解き? 2 〜占い師 ミス・アンジェリカの消えた街角〜(2023)
「今日は心のおそうじ日和」シリーズ
- 専業主婦の方
- 心のおそうじをしたい方
- 自分に自信が持てない方
内容紹介
読むと前を向く元気が湧いてくる。
自分がもっと好きになる魔法の家事の物語。
離婚して、9歳の娘とともに実家に戻ってきた涼子。
専業主婦として生きてきた涼子の元に、住み込みの家政婦をやらないか
という話が舞い込む。
相手は有名な小説家。
気難しい彼との同居生活が始まる。
おすすめポイント
涼子を待っていたのは、小説家・山丘周三郎先生とのぎこちない同居生活ですが、
涼子の家事が少しずつ雪解けのきっかけになっていきます。
モラハラな元夫にやられっぱなしではなく、少しずつ自分に自信を持ち始めていく
涼子の生き様に、元気をもらえます。
家事は魔法のような力をもっている!
心を整えるデトックス効果も感じられるシリーズです。
読む順番
1.今日は心のおそうじ日和 素直じゃない小説家と自信がない私(2019)
2.今日は心のおそうじ日和2 心を見せない小説家と自分がわからない私(2021)
「東京すみっこごはん」シリーズ
- 美味しいお話を読みたい方
- 東京の下町の雰囲気が好きな方
- 人の優しさに触れたい方
内容紹介
商店街の脇道に佇む古ぼけた一軒屋は、年齢も職業も異なる人々が集い、
手作りの料理を共に食べる“共同台所”だった。
ワケありの人々が巻き起こすドラマを通して明らかになる“すみっこごはん”の秘密とは!?
美味しい家庭料理と人々の温かな交流が心をときほぐす連作小説。
おすすめポイント
店主のいない食堂。
料理を作るのは、当日集まった人たちがくじで決める。
そんな不思議なシステムの「すみっこごはん」。
常連さんも初めてのお客さんも、みんながみんなの食生活を支えて、
時にはお悩み相談も。
そんな下町の気さくな優しさを感じられるシリーズです。
刊行順
1.東京すみっこごはん(2015)
2.東京すみっこごはん 雷親父とオムライス(2016)
3.東京すみっこごはん 親子丼に愛を込めて(2017)
4.東京すみっこごはん 楓の味噌汁(2018)
5.東京すみっこごはん レシピノートは永遠に(2020)
全作品一覧チェックリスト
全作品制覇を目指している方は、こちらもどうぞ。(ダウンロードしてご利用ください)
まとめ
成田名璃子さんの描く物語には、大きな事件は起こらないけれど、
日常生活の中で感じる悲喜こもごもがとても優しい目線で描かれているように
感じます。
読み終わったあとには、ちょっと背筋が伸びるような、
元気のでる作品が多いです。
ちょっと元気がないときにも気楽に読める雰囲気なので、
ぜひ読んでみてください♪