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【読む順番・チェックリスト付き】名取佐和子さんのシリーズ作品一覧

名取佐和子さんのシリーズ作品8作品を一挙紹介!

シリーズ別の内容紹介・おすすめポイント・読む順番を書いていきます。

一番最後に、全作品の一覧チェックリストもありますので、

ぜひご活用ください!

名取佐和子さんについて

1973年生まれ。兵庫県神戸市で生まれ、神奈川県藤沢市辻堂育ち。

ゲーム会社のナムコに就職し、シナリオライターとして勤務。その後退社し、フリーとして活動。

2010年、『交番の夜』で小説家としてデビュー。

書店や図書室など、本に関わる小説が多い。

【シリーズ別】著作一覧

(作品のかっこは、最初の単行本または文庫本の出版年です)

「ペンギン鉄道」シリーズ

こんな人におすすめ
  • ペンギンが好きな方
  • 仕事へのやる気を求めている方
  • 心が温まる話を欲している方

内容紹介

とある鉄道の遺失物保管所、通称「なくしもの係」。

そこにいるのは、赤髪のイケメン駅員・守保と、一匹のペンギン。

電車で忘れ物をした人々は「なくしもの係」を訪れるが、本来の忘れ物とは別に、

なくしかけていた大事なことを見つけていく。

おすすめポイント

ペンギンがかわいい!

しゃべったり、特殊な能力があるわけではなく、本当にただのペンギン。

でも、その仕草がいちいち可愛いんです。

なくしもの係の守保くんが、信念を持って仕事をしている姿も、見ていて清々しく、かっこいい!

読む順番

1.ペンギン鉄道なくしもの係(2014)

2.ペンギン鉄道なくしもの係 リターンズ(2018)

 

「金曜日の本屋さん」シリーズ

こんな人におすすめ
  • 駅ナカの本屋さんについ寄ってしまう方
  • 書店員おすすめの本を読みたい方
  • 本にまつわる謎解きが読みたい方

内容紹介

「北関東の小さな駅の中にある本屋は“読みたい本が見つかる本屋"らしい」

そんな噂を聞きつけた大学生の倉井史弥は、早速駅ナカにある本屋<金曜堂>を訪れる。

目的は、失くしてしまった本を見つけるため。

<金曜堂>にいたのは、笑顔の素敵な店長・南槇乃。彼女に一目ぼれした倉井は、<金曜堂>でアルバイトをすることに…。

全4巻で完結。

おすすめポイント

本屋さんでの謎解き、地下鉄のホームに作られた巨大書庫、魅力的な店員さんたち。

本好きにとってのときめきポイントがたくさん!

実在する本が紹介されているので、ブックガイドとしても楽しめます。

南店長に恋する倉井くんの青春模様にも注目!

読む順番

1.金曜日の本屋さん(2016)

2.金曜日の本屋さん 夏とサイダー(2017)

3.金曜日の本屋さん 秋とポタージュ(2017)

4.金曜日の本屋さん 冬のバニラアイス(2018)

 

 

 

「野亜高校図書室」シリーズ

こんな人におすすめ
  • 青春ミステリ小説が読みたい方
  • 高校の図書室が好き(だった)方
  • 宮沢賢治が好きな方

内容紹介

野亜高校の図書室が舞台の2作品。

 

◆「図書室のはこぶね」

野亜高校の図書室に、10年前に貸し出されたままだった『飛ぶ教室』(ケストナー著)が急に戻ってきた。
その本の間には、「土ダンをぶっつぶせ!」と書かれた謎の紙。
「土ダン」とは、野亜高校の体育祭の名物で、
名曲「サタデーナイト」でクラスごとに特色を出して踊るイベント。
この本が10年越しに返却されたのはなぜ?紙のメッセージの意味は?
成り行きで図書員になった百瀬が、調査を進めていくうちに、10年前の出来事が浮かび上がってくる…。

 

◆「銀河の図書室」

宮沢賢治を研究する同好会「イーハトー部」。

部長だった風見先輩は、突然学校から消えてしまった。高校生たちは、賢治が残した言葉や詩、そして未完の傑作『銀河鉄道の夜』をひもときながら、先輩の謎を追い、やがてそれぞれの「ほんとう」と直面する。今を生きる高校生たちの青春と、宮沢賢治の言葉が深く共鳴する感動長編。

おすすめポイント

「金曜日の本屋さん」と同じく、実在する本が登場するので、

その本を実際に読んでみることで、より物語の世界に入り込むことができます。

また、同じ高校の図書室が舞台ですが、独立したお話なので、どちらを先に読んでも大丈夫!

2作品とも、青春小説と銘打ちながら、結構ミステリ味が強いので、

謎解きが好きな方にもおすすめです。

読む順番

1.図書室のはこぶね(2022)

2.銀河の図書室(2024)

 

全作品一覧チェックリスト

全作品制覇を目指している方は、こちらもどうぞ。(ダウンロードしてご利用ください)

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まとめ

名取佐和子さんの作品は、「ほんわか」とは一味違う、人間の業をシビアに描く

日常の謎」がテーマのお話が多い印象です。

けれど、登場する人たちはほがらかだったり、温かみを持って接する人だったりと、

シビアな出来事の中にもホッとできる場面がたくさん詰まっています。

そこが、現実世界でがんばっている読者の心に響くのかもしれません。

ぜひ、現実と闘っている日々の中で、ホッと一息つける時間を、

名取佐和子さんの作品で味わってください♪