子育ては、毎日毎日、同じことの繰り返し。
それなのになぜかいつも時間に追われて、何かに急かされて、
子どもに辛くあたって反省したり。
「あーもー子育てやめたい!」
「こんな自分は子育てに向いてないんじゃなかろうか」
と思ってしまうことってありませんか?
私はしょっちゅうあります!
今回は、そんな時に読んでほしい本をご紹介します。
- 子育てに疲れてしまった方
- 肩の力を抜きたい方
- 子どもに厳しくしすぎて反省しちゃう方
いっさいはん(minchi さん)
どんな本?
SNSで大反響を呼んだ絵本。
「一歳半ぐらいの子ども」ってこういうことするよね!
と共感の嵐です。
一歳半のあるあるに、くすっと笑えて肩の力が抜けますよ♪
おすすめポイント
絵本の子がかわいい。困り顔で奮闘しているお母さんも応援したくなる。
そして自分のことを振り返ってみると、
「私も、この絵本のお母さんみたいにがんばってるじゃん」
「自分の子も、今が一番かわいい。大好き」
と思えてきます。
”今”の時期を楽しむ余裕を、この本から教えてもらいました。
◆あんなに あんなに(ヨシタケシンスケさん)
こちらも、「"今"の時期の子どもをたくさん愛でておこう」と思える絵本です。
昔はあんなに小さかったのに、あっという間に大きくなっていくのね。
そんな郷愁を感じます。
まだ小さい子どもを育てている人にとっては、
今はどたばたの渦中でも、「いずれはこの子も大きくなるんだ」と肩の力が抜けるはず。
きみは赤ちゃん (川上未映子 さん)
どんな本?
小説家の川上未映子さんは、35歳で初産を経験。
その時のエピソードを、「出産編」と「産後編」に分けて書いたエッセイ。
おすすめポイント
なんといっても文章が面白い!
自分の体がどんどん変わっていくことにおののく妊娠期、出産に向けての不安、
産後の気持ちのアップダウンに、夫へのイライラが止まらないこと。
出産を経験したママはきっと笑いながらも共感できるはず。
妊娠・出産の変化を、めちゃくちゃ解像度の高い言葉にしてくれた川上さんの文章を読むと、
「こんな大変なことを乗り越えた私ってすごいんだ」とも思えてきます。
そして最後の章。1歳になった息子さんに向けて書かれた言葉には
涙が止まりませんでした。
読みながら幸せを嚙み締められる一冊です。
◆そういうふうにできている(さくらももこさん)
こちらも妊娠~出産の様子を書いたエッセイ。
さくらももこ節が効いていて、思わず笑ってしまう。ニヤニヤが止まりません。
出産に備えて体が変わっていくのも、お腹の中で人間が生きているのも、
いつかはお腹から出ていくのも、
仕組みは分からないけど、「そういうふうにできている」。
だから子育てだって、うまくいかない時があっても大丈夫。
そう思える一冊です。
手から、手へ (詩:池井昌樹 さん、写真:植田正治さん)
どんな本?
NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で紹介されて話題になった本。
池井昌樹さんの詩『手から、手へ』と、
写真家・植田正治さんの写真を組み合わせて構成されています。
おすすめポイント
池井昌樹さんの言葉と、植田正治さんの写真のマッチングが素晴らしく、
見ているだけで温かい感情が沸き起こってきます。
詩自体は見開き13ページなので、忙しい中でもすぐに読めます。
でも、中身は濃くて分厚い。
親から子へつながれてきたバトンを確かに受け取って、
また次の世代へ受け渡していくのだと決意させてくれる本。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
出産・子育てを経験しているからこそ共感できる3冊をご紹介しました。
「私だけじゃないんだ」と思えると、すこ~しだけ気分が軽くなるのではないでしょうか。
くすっと笑って、にやにやして、目頭を熱くして。
子育てって一筋縄ではいかなくて、挫けてしまうこともたくさんあります。
それでも、気分転換しながら、
目の前の子どもを愛しく思う気持ちを思い出して、
一緒に子育てしていきましょう♪