ほしおさなえさんのシリーズ作品15作品をご紹介！
今回は第二弾。
シリーズ別の内容紹介・おすすめポイント・読む順番を書いていきます。
一番最後に、全作品の一覧チェックリストもありますので、
ぜひご活用ください！
【シリーズ別】著作一覧
(作品のかっこは、最初の単行本または文庫本の出版年です)
「三ノ池植物園標本室」シリーズ
- 仕事中心の生活に疲れてしまった方
- 植物に癒やされたい方
- 刺繍が好きな方
内容紹介
植物の刺繍をする女性・風里が越してきた古い一軒家の庭の井戸には、
切ない物語が秘められていた。
彼女の新しい恋と仕事を浸食するもつれた過去を、解きほぐすことはできるのか。
現在と過去の愛が織りなす感動長編!
シリーズ全2巻。
おすすめポイント
社畜のように働く生活に疲れてしまった主人公。
植物に触れ、好きだった刺繍を再開し、やさしい人たちに囲まれて、
少しずつ自分と過去に向き合っていくお話です。
あくせく時間に追われる生活に疲れてしまったときに、
少し立ち止まってみようかな、と振り返るきっかけをくれます。
刊行順
１．三ノ池植物園標本室 上 眠る草原（2018）
２．三ノ池植物園標本室 下 睡蓮の椅子（2018）
「紙屋ふじさき記念館」シリーズ
- 紙雑貨に興味がある方
- 主人公の成長物語を読みたい方
- ほしおさなえさんの他シリーズを既読の方
内容紹介
編集者の母と二人暮らしの百花（ももか）は
ある日、叔母に誘われた「紙こもの市」で紙雑貨の世界に魅了される。
会場で紹介されたイケメンだが仏頂面の藤崎一成が、
老舗企業「紙屋ふじさき」の親族でその記念館の館長と知るが、全くそりが合わない。
だが、百花が作ったカードや紙小箱を一成の祖母の薫子が気に入り、
誘われて記念館のバイトをすることに。
初めはそっけなかった一成との関係も、ある出来事で変わっていき……？
「紙」がつなぐ、人々の想いとあたたかな絆の物語！
シリーズ全7巻。
おすすめポイント
紙雑貨、特に和紙の魅力を教えてくれるお話です。
シリーズを通して、バイトとして「紙屋ふじさき」に関わる百花の成長を楽しめます。
相性の悪かった一成との関係性の進展も、楽しみポイント。
菓子屋横丁月光荘シリーズや活版印刷三日月堂シリーズとのリンク要素も
少しだけあるので、同シリーズを既読の方はより楽しめます！
読む順番
１．紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード（2020）
２．紙屋ふじさき記念館 物語ペーパー（2020）
３．紙屋ふじさき記念館 カラーインクと万年筆（2021）
４．紙屋ふじさき記念館 故郷の色 海の色（2021）
５．紙屋ふじさき記念館 春霞の小箱（2022）
６．紙屋ふじさき記念館 結のアルバム（2022）
７．紙屋ふじさき記念館 あたらしい場所（2023）
「言葉の園のお菓子番」シリーズ
- 連句（俳句）に興味がある方
- お菓子やお茶会が好きな方
- あったかい雰囲気の作品が好きな方
内容紹介
書店員の職を失った一葉は、亡き祖母の遺品から連句のノートを見つける。
祖母のことを知らせに連句の席を訪れた一葉は、
連句の場のもたらす深い繋がりに背中を押され
新しい一歩を踏み出していく。
6巻まで刊行中。（2025年9月時点）
おすすめポイント
「連句」とは、複数の人が交互に句（五・七・五と七・七）を詠んでいくもの。
連句の席では、年齢も性別も職業もバラバラな人たちが集まって、
一つの句を考えます。
また、毎回みんなが季節のお菓子を持ち寄るので、
お茶会的な和気あいあいな雰囲気が微笑ましいです。
連句の美しさや面白さを感じることができます。
また、連句のメンバーの縁がきっかけで、
一葉の人生も前に進んでいくので、元気がもらえます。
刊行順
１．言葉の園のお菓子番 見えない花（2021）
２．言葉の園のお菓子番 孤独な月（2021）
３．言葉の園のお菓子番 森に行く夢（2022）
４．言葉の園のお菓子番 復活祭の卵（2023）
５．言葉の園のお菓子番 未来への手紙（2024）
６．言葉の園のお菓子番 大切な場所（2025）
全作品一覧チェックリスト
全作品制覇を目指している方は、こちらもどうぞ。(ダウンロードしてご利用ください)
まとめ
シリーズ作品間のリンクも楽しめる、ほしおさなえさんの作品たち。
ひとつのシリーズを全巻読み終わっても、まだまだお楽しみが待っている！
ぜひ新しいシリーズにも挑戦してみてください♪
