夏休み、子どもと過ごす時間が増えるご家庭も多いと思います。
子どもと会話をしていると、たまにドキッとするような鋭い指摘を受けたり、
いつの間にそんな言葉を覚えたの?と驚いたりなど、成長を感じる瞬間が突然やってきます。
子どもの成長が嬉しい反面、いつまでもかわいい子どものままでいてほしい…と思う親心。
今日は、そんな子どもたちのかわいらしさと大人っぽさの両方が感じられる、
思わずくすっと笑ってしまう本たちを紹介します!
- 笑える本を読みたい方
- 子どもの気持ちを知りたい方
- 子どもの意見を聞いてみたい方
#赤ちゃん相談室(もーちゃん)
内容紹介
X(旧Twitter)のハッシュタグ「#赤ちゃん相談室」が書籍化!
もしも赤ちゃんが話せたら、どんなクレームが寄せられ、相談員(=親)はどう答えるだろうか?
赤ちゃん目線のクレームと、カスタマーサービス風に冷静に答える親の回答に思わず笑ってしまいます。
「#赤ちゃん相談室」に寄せられた、赤ちゃんからのクレームと回答例
Q.自分で手足を自由に動かせるようになりとても嬉しいので喜びの舞をしていますが
ネンネしようねと言われ不快です。(4か月 男性)
A.夜中の3時です。(34歳 女性)
おすすめポイント
本書は2020年の出版ですが、
X(旧Twitter)で「#赤ちゃん相談室」と検索すると、今も続々と投稿があるので、
気になる方はまずはそちらを見てみるだけでも楽しいです!
本書ではイラストがついて、ますますかわいい赤ちゃんたちの姿が見られます。
小児科医の森戸やすみ先生からの育児のアドバイスも随所に書かれており、
育児本としてもお墨付きです!
一年一組せんせいあのね (鹿島和夫)
内容紹介
小学校教諭の著者が、小学一年生たちと綴った交換日記「あのね帳」から、
子どもたちの問いかけやつぶやきをセレクトして掲載。
子どもならではの瑞々しい自然の描写あり、くすっと笑える視点あり、大人がドキッとするような鋭い指摘あり。
ヨシタケシンスケさんのイラスト付き。
おすすめポイント
大人が想像して書くことができない、一年生という年代ならではの純粋で素朴なつぶやきが詰まっています。
ヨシタケさんの絵が、文章と絶妙にマッチしていて、
「せんせいあのね」と子どもたちが生き生きと語りかけてくる姿が浮かび上がってきます。
親としては、子ども相手だと思って誤魔化してはいけないなと、背筋がピンと伸びる思いで読みました。
はい!こちら子ども記者相談室デス! (かめおか子ども新聞)
内容紹介
京都・亀岡の小中学生たちが発行する月刊紙「かめおか子ども新聞」の、大人気コーナーが書籍化。
大人の悩みに子ども記者がビシッと答えます!
「結婚ができるか心配」「息子にクソババアと言われました」「死ぬのが怖い」…
大人の真面目な質問に、忖度なしのストレートな回答!
ヨシタケシンスケさんのイラスト付き。
おすすめポイント
色々なしがらみの中で、うじうじ考えているのが馬鹿らしくなるくらい、
子どもたちが導き出す答えは、白黒はっきりついた、気持ちのいい回答!
本当に子どもが答えているのかと思うほど、思慮に富んだ回答もあれば、
子どもならではのシンプル素直な回答もあり、とても面白いです。
ヨシタケさんのイラストも内容に合っていて、良い味出してます。
まとめ
図らずも3冊中2冊がヨシタケシンスケさんのイラストでした。
私の好みが現れている…(笑)
でもやっぱりそれだけヨシタケさんの絵が、子どもの純粋さと鋭さを表現するのに
ぴったりなんだと思います。
赤ちゃんから小学校低学年、高学年~中学生と、それぞれの年代ごとに発せられる
子どもたちの心の声や大人への問いかけ。
子育て真っ最中で忙しい日々の中では、特に自分の子どもの延々と続くつぶやきは、
つい聞き流してしまいがちですが、いま、この時期でしか聞けないと思うと愛おしく感じます。
そんな副作用(?)も得られる3冊をご紹介しました。
どれも気楽に読めるので、気分転換のおともにぜひ♪