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【全作品のチェックリスト付き】辻村深月さんのおすすめ小説6選

老若男女、幅広いファンを惹きつける辻村深月さん。

メディア化されている作品が多いことからも、その人気がうかがえます。

そんな売れっ子作家・辻村さんのおすすめ作品をご紹介します!

 

一番最後に、全作品の一覧チェックリストもありますので、

ぜひご活用ください!

辻村深月さんについて

1980年生まれ。

幼い頃から読書好きで、小学生の頃に小説を書き始める。

特に綾辻行人の『十角館の殺人』に感銘を受け、大ファンとなる。

ペンネームの「辻」は、綾辻から取られた。

大学卒業後は働きながら執筆活動を続け、2004年に『冷たい校舎の時は止まる』で小説家デビュー。

2008年に退職し、兼業作家となる。

ミステリ、ホラー、青春小説など幅広い作風で読者を魅了する。

おすすめ作品6選

(作品のかっこは、最初の単行本の出版年です)

辻村作品デビューにおすすめ!

スロウハイツの神様(2007)

 

あらすじ

アパート「スロウハイツ」には、好きなことに没頭し、互いに刺激を受けている6人の若者が住んでいた。

脚本家の赤羽環、人気作家のチヨダ・コーキ、漫画家の狩野壮太、

映画監督を志す長野正義、映画館でバイトしながら絵を描く森永すみれ、

雑誌編集長の黒木智志。

そんな中、空室だった201号室に、コーキのファンだという加々美莉々亜が入居してきた。

彼女の参入で、住人たちに徐々に変化が訪れる。

おすすめポイント

夢に向かって突き進んでいく登場人物たちの情熱!

辻村作品ならではの、才能のあるキャラクターたち!

そして少し不穏な雰囲気。

文庫はかなりの分厚さで、しかも上下巻の2冊ですが、ハマれば一気読み間違いなし。

こちらに登場するキャラクターたちは、他の作品にも登場するので、

辻村さんの作品をより楽しむために、読んでおきたい一冊です。

 

スロウハイツの神様』の次に読むべし

ハケンアニメ! (2014)

あらすじ

アニメ業界の裏側を描いたお仕事小説。

1クールの中で、一番成功したアニメに贈られる言葉「覇権」を取るべく奮闘する

アニメ制作現場が舞台。

プロデューサーの香屋子、新人監督の瞳、アニメーターの和奈の三人の視点で

物語が展開していく。

おすすめポイント

アニメに関わる人たちが、それぞれの特技や得意な分野を活かして、

作品やイベントを作り上げていく過程に胸が熱くなります。

明日からの仕事の活力につながる、元気の出る一冊です!

スロウハイツの神様』の登場人物も出てきて、作品の雰囲気も似ているので、

『スロウハイツ~』が好きな人におすすめです。

 

ページを繰る手が止まらない!

子どもたちは夜と遊ぶ (2005)

 

あらすじ

大学受験間近の高校三年生が行方不明になった。家出か事件か。

世間が騒ぐ中、木村浅葱(あさぎ)だけはその真相を知っていた。

彼が始めたゲームが、やがて孤独な子どもたちを巻き込んで、さらなる悲劇を引き起こす。

おすすめポイント

辻村さんの初期の作品らしさ満点の、不穏な空気に満ちた子どもたちが主人公のお話。

どんどん加速する残酷な展開に、手に汗握って一気読みしてしまいます。

ダークな作品が好きな人におすすめ!

 

主人公の健気な気持ちに感動

ぼくのメジャースプーン (2006)

あらすじ

ある日、小学校で飼っていたうさぎが何者かに殺された。

この事件がきっかけで、ぼくの幼なじみのふみちゃんは、ショックのあまり

心を閉ざし、言葉を失った。

彼女のために、犯人に対して復讐を誓うぼくには、特別な力があった。

ぼくの能力を使って、ふみちゃんのためにできることとは…?

ぼくの戦いが始まる。

おすすめポイント

ぼくの能力は、言葉を使って相手を縛ること。

言葉だけで、どうやって犯人に復讐をするのか?

同じ能力を持つ先生といっしょに、訓練を重ねていくなかで、

ぼくは「復讐」の意味についても考えさせられていきます。

読者は、ぼくと伴走しながら、この難しい命題に一緒に取り組んでいくことになります。

普段の生活ではきっと考えもしないようなことを、主人公たちと一緒に考えるきっかけをもらえます。

そして、『子どもたちは夜と遊ぶ』を読んだ人には嬉しいボーナス!

本作品で、懐かしい人と再会できますよ♪

2018年本屋大賞受賞作 

かがみの孤城 (2017)

あらすじ

学校に通えなくなった中学1年生のこころ。

ある日、突然部屋の鏡が光り始めた。

輝く鏡をくぐり抜けた先には城があり、そこにはこころと似た境遇の7人が集められていた。

だれが、なんのために、7人をここに集めたのか?

生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。

おすすめポイント

これを中学・高校生のときに読みたかった!

そのくらい、この年代のこどもたちの気持ちに寄り添ったお話です。

誰しも生きづらさを抱えていると思いますが、特に学校という閉鎖的な空間に、

大人や同級生という逆らえない存在といっしょに過ごさなければならない苦痛は、

思い当たる人も多いのではと思います。

自分の子どもにもいずれ読んでほしいと思う、これからも大事にしていきたい一冊です。

 

感動必須の連作短編集

ツナグ(2010)

あらすじ

一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者(ツナグ)」。

突然死したアイドルに会いたいOL、亡くなった母に会いたい息子、

親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員、

そして生者と死者をつなぐ「使者」の青年。

それぞれの想いを抱えた一夜限りの邂逅は、何をもたらすのか。

おすすめポイント

上下巻かつ分厚いものが多い辻村作品のなかで、

こちらは単巻かつ、一話完結の連作短編なので読みやすいです!

大長編に「うっ」となってしまう方におすすめです。

様々な立場で、身近な人の死を迎えた各章の主人公たち。

一生に一度、一夜限りのチャンスをどう過ごすのか。

彼らがどんな気持ちで、死者と何を語るのか、読んで確かめてみてください。

 

続編も出ているので、こちらもぜひ!

 

全作品一覧チェックリスト

全作品制覇を目指している方は、こちらもどうぞ。(ダウンロードしてご利用ください)

まとめ

辻村作品の魅力は、大きく2つあると思っています。

1つは、表現が難しい感情を、とても高い精度で言葉に表してくれるところ。

思わず背筋がスッと寒くなるくらいイヤ~な気持ちも、

涙が出るくらいあったかい気持ちも、

ぜんぶ辻村さんが書いてくれる、という信頼感。

 

そして2つ目は、特に初期の作品で顕著ですが、登場人物のリンクがたくさんあること。

辻村さんの作品を読んでいくと、思わぬ場所で、懐かしのあの人と再会できるというボーナスがあります!

講談社が公式で発表している「辻村ワールドすごろく」というものもあるので、

読む順番が気になる方は、こちらも参考にしてみてください!